強烈な正月の残像
「福岡マラソンっていつだっけ?」
「11月12日」
「どこからスタートなの?」
「天神」(博多を凌ぐ繁華街)
「えっ…超迷惑…」
「……」
「ゴールは?」
「糸島辺り」
「ふーん、どの辺りで応援したらいいの?」
「(来る気全くないくせに…)いやいいよ、気持ちだけで。良かったら当日ラインでも頂戴」
「ゴールがいい?ゴールした瞬間、崩れ落ちるところにベンチコートかけたらいいの?」
「ベンチコートとかよく知ってるねw」
「ゴール後、まともに歩けないのを担いで、宇宙人連行みたいな図を作ればいいの?」
「うん、とりあえず箱根駅伝のイメージが強いのは分かった」
父親も退院しまして、後一月強、頑張ります…
フルとか…走りたくない……なぜぼくはエントリーしたのでせうか…
お互い初フル
「ねえ…走ってる?」
「諸事情あり、もだもだしながら何とかボチボチいった感じです…30キロ…しないといけないのに…」
「私30キロ走ろうとしたのね。そしたら27キロで終わって悔しくて」
「ワカル」
「悔しいから3日後に再チャレンジしたの」
「ヒィ!中2日で30キロ!!」
「そう!中2日で!そしたら身体中が痛いし変になるしで!!」
「痛めつけてる!レース前にものすごく自分を痛めつけて自信にしてる!!」
「私、来週ハーフに出るんだけど、それトレイルなのね」
「ファッ!?トレランもやるんですか!?」
「いや、フツーのハーフと思ってたから、よく読んでトレイルだって分かってびっくりして…急いでシューズ買ったんだけど…トレイルやる人?」
「やらないですよただでさえ1年目で色々金飛んでますもの、シューズやらザックやら何やら買う余裕ないです」
「うう…店で勧められたシューズで、宮崎のトレイル行ってきます…」
「みやざき」
「トレイル出るために宮崎行くって検査のY君に言ったら、日帰りで行ってきたらしくて、『ゆるく上がってゆるく降るコースでしたよ』って」
「(うちの職場にもそういうアクティブ変◯いるんだ…)てか、試走したなら標高差とか教えてくれてもいいじゃないですかね。ランニングウォッチ持ってるんだろうし」
「ランニングウォッチといえば、今までApple Watch使ってたんだけど、新しいの買ったよ」
「何買ったんですか?(ドキドキ)」
「ガーミン!」
ガッ(固い握手)
以上勤務時間をランニングの話で費やす給料ドロボーなランニング1年生女子の会話でした。
Dr.とナースの垣根は、ランニングで低くなる…!!!