毎日がカーボローディング

アラフォー女、2017年をいい年にしようとマラソン始めました。福岡マラソン2017にてサブ4の薄氷を踏み、目下氷を厚くすることを狙う日々。

福岡マラソン2017 レポ②

今まで経験したことない快走に戸惑いながら28㎞まできます。後半の難所とされる坂に入りました。

高度は前半の坂とそう変わらないのですが、やや勾配がきつく、山道で曲がりくねって終わりが分からないので精神的に辛かった…さすがにペースも622まで落ちます。

が、変わらずランナーさん達はかわしてるしリズムは悪くないし、疲労度が周囲と違う。

はーはー言いながらも、何となく、胸に湧き上がるものがありました。

 

坂を越えて29km。

ア レ が 来 た !!

鈴 乃 〇 餅 エ イ ド !!

 

バッとエイドステーションに寄ると、そこにあったのは山盛りのチロリアン。

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鈴乃◯餅…29㎞のエイドにあるって書いてあったのに…(チロリアンぼりぼり)

 あ!エイド、まだ先がある!違うの提供してる!!

 

あった!あった!!すずのえんもちィ!!!!

 

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水と鈴乃◯餅を貰って、コースの端に止まって、大変美味しく頂きました。

おいしー!モッチモチー!!

(本当に止まった。トイレと坂と鈴乃〇餅で5kmラップ29:13まで落ちるのもさもありなん)

 

さて。

念願の鈴乃◯餅を食べ、私の初マラソンは本懐を遂げましたが、29㎞まで来てまだ足が残ってるとなると、流石に出てきます。

 

欲目というやつが。

 

ここに来て漸く意識がガラッと変わりました。

(漸く…だね…)

 

 

▼30km~35km 27:00

 

30㎞、ガーミンを見て計算。

600まで落ちるとサブ4は取れない。まだペース維持する必要がある。

30㎞以降は微妙に登ったり降りたりする、終盤にきて地味にキツイコース。

 

行け!リズムを保って維持だ!落ちるな!

 

 

▼35km~40km 27:42

 

36㎞、エイドで最後のショッツカプチーノ投入。

まだ600まで落ちたらサブ4取れない、維持維持維持!!

 

 

37㎞、きた!!!600まで落ちてもサブ4行ける!!!

 

 

安全圏きた!!!

貰った!!!

サブ4貰った!!!!!

 

 

でも残り5㎞、最善は尽くさないと!とゼーゼー言おうとしようとしても、もう体が動かない。気を抜くとストライドが狭くなるのが分かる。力を出来るだけ抜いて、体幹を意識しないと足が出ない。

 

 

だけど、37㎞過ぎでこれはビギナーズラックにも程がある。

うわあああ10回に1回あるかないか(であろう)の快走が初フルにきたあああああ!!!!

何て初フルだーー!!!

 

 

坂やら疲れやらでタイムがガタつきながらも概ねペース維持。

 

 

▼40km~フィニッシュ 11:36

 

42㎞過ぎると、田舎の一本道に突如現れるフィニッシュゲート。なんというか、ゴールに向けての盛り上がり感がなく、本当に唐突に現れる。

 

 

えっ?あっ?ゲート?ゲートなの!?

わああああゴールだぁぁぁ!!!

 

『あと40秒、40秒ー!』

 

わあああああ4時間のカウントダウンしてるぅぅぅ!!!Σ(゚д゚lll)

 

グロスタイムは全く意識してませんでした。なんせネット意識したのが29㎞だったので。

スタートロス、「3分40秒くらいかー」とは思ったのですが、スタート時はネット4時間一桁でゴールを目標にしていたし、序盤は周囲のペースについて行って如何にフェードアウトするかしか考えていなかったし、中間はネットでジャスト2時間くらいだったので、「後半落ちて一桁…行けるかな…」と不安になりながらも「なんだよこの快走っぷり…」と戸惑ってましたし。 

 

 

わあああああグロス!!嘘でしょグロスとか!!!

 

『10ー!9ー!8ー!』

 

わあああああああああ!!!間に合えー!!!

 

 

わあああああああああ!!!。・゜・(ノД`)・゜・。(半泣き)

 

 

そしてフィニッシュゲート潜って泣く。

 

 

▼フィニッシュ 3:59:58

 

 

記録証貰ってもう一度泣く。

(不思議…全くタイム狙ってなかったのに…やだ、現金過ぎる…)

 

 

 

 

 

 

 

ぐしぐししながら更衣室に。

建物に入る為に階段が三段。前にいた女性ランナーが突如悶絶。

 

あ!このシチュエーション、ブログで見た!「フルマラソン後のランナーを襲う階段足吊り」!(進研ゼミのノリで)

 

大丈夫ですか、と声をかけて靴を脱がせて足を伸ばしてると、私の左の脹脛がキリキリキリキリ。

ああ!ミイラ取りが!ミイラになってしまう!ヒィ――!!

自分の左足を伸ばしながら人の足を伸ばす。

駆けつけた救護員は、確実に、私を見て、「大丈夫ですか?」と声をかけてきました。

 

ですよねー。