福岡マラソン2017 レポ①
前日、夜勤明けでエクスポ行って、受付して記念Tシャツ買って。
天神の美味しいうどん屋さんが閉店していたので、泣く泣く近所の丸亀製麺で釜玉うどん特盛にわさび稲荷を食べ、寝る。
起きたら準備と家事をして、安定の米2合を胃に納めて再び寝る。
私がキメれるのなんて炭水化物の過剰摂取くらいだし!(ネガティヴ)
当日は4時半に起床し、丸餅3つを松茸のお吸い物でぶっこむ。
流石に腹周りがぽちゃっとしてしまったが、今更どうでもいい(ネガティヴ)
むしろ丸餅1つ80kcal、計240kcalで足りるのか?エネルギーゼリー160kcal、トータル400kcalって少なくない?(カロリー摂取に関してだけは超ポジティブ)
フルマラソンが嫌で嫌で、地下鉄に揺られてる間も憂鬱です。気分はドナドナ。しかし子牛が自ら切符を買い自ら値札を下げてる点が悲劇ではなく喜劇な件。
今回、フルマラソンを耐えるために立てた対策が2つあります。
①ジェルは4つ携帯してすべからく平らげる(メダリスト美味しい、超美味しい)
②39㎞のエイドにある鈴乃◯餅(限定3000)を何が何でも食べる
そうだね!食事だね!!もう私、食べRUNとかに出て食べまくった方が持ち味出せるんじゃないかと思うんだよね!!
さてスタート地点。気温10度前後で超寒かったんですが、速乾性のほぼノースリーブのTシャツに、雑貨屋で買った300円のアームカバー、ランパンにCX−Wのランタイツ。気温が17度まで上がるなら、汗かきにウェアの選択肢はないのです。
シューズはasicsのGT2000とかターサーさんとか買いましたけど、ナイキのエアズームスピードライバルで。結局今年の全レースこれで出てて、すっかり相棒です。
はてブロTシャツを着たシオミネさんとかいないかなーとウロウしましたが見つけられませんでした。
スタートブロック閉鎖が8:45だったので40分に並びましたが、後から後から人が来る!!
ぎゃああああごめんなさい!私4時間申請してこのEブロックにいるんですけどキロ6で走るつもりなので後ろに行かせてください!すいませんマジすいません!!
って大声で叫びたかったのですがそんな雰囲気でもなく、寒さと怖さと嫌さでひたすら震えてました。怖いよういやだよう。ううっ。
号砲、なっちゃいました。後は死にに行くだけです。
▼スタート~5km 30:53
スタートゲートを潜る時にガーミンをピッと。
出だしはスタート混雑で630位から。いいよいいよー。出だしはそんなもんだよねー。
なるべく邪魔にならないように、ある程度バラけるまでは周囲のペースに乗っからなくては…例えそれがオーバーペースでも…それが4時間申請の自己責任ってやつよね…(ネガティヴ)
ああん足が軽ーい。さーていつまで持つのかしらウフフー(ネガティヴ)
▼5km~10km 28:22
5㎞位でキロ6を切ります。8㎞で530付近になり、ああいよいよね…と思いましたが、覚悟を決めた通りに周囲のペースに乗っかります。
一度トイレに寄ろうかと思いピットインしましたが、曲がると列ができていたので回れ右して集団に戻ります。まだ全然持つけど何処かでは入らないとなあ…フルマラソン中一度もトイレ行かないとか無理じゃないですか…?
10㎞位でアミノバイタルを走りながらちびちびと(一番嵩張って重かった)
給水にも寄って、アクエリアスを貰います。ウマー。
▼10km~15km 27:18
12㎞過ぎると、ラップはほぼ520台に。流石にじわじわ他のランナーを抜いていく展開になります。
んんん?
無理なく走れてるぞ…?息も鼻呼吸とまではいかなくても超楽だし、体幹も安定してるし、いい感じだぞ…?
最後の練習で刺激入れしたから、この辺りで走っても楽なのかな… ?
(心拍計を見るという発想はなかった)
待て待て。ははーん、さてはこの10㎞辺りの勘違いが撃沈の呼び水ってな訳だな…こら騙されますわ。
そうはいきませんことよ!520で持つはずがないんだから落としますわよ!!
落 ち な い 。
リズムよく走ってると落ちない。
落とせない。
段々、どうせ後から死ぬ思いをするんだから、楽に走れてる今この時を楽しめばいいんじゃない?という気持ちに(フルに向いてない思考回路)
あー、でも、前半飛ばして後半失速するの絵に描いたような展開だから、速報はフィニッシュタイムだけにしてアップデート載せるのやーめよー。
と、記録証に10㎞ラップが載ることを知らない私は、17㎞でメダリストを味わいながら考えました。やだ、やっぱりメダリスト美味しい…
▼15km~20km 27:23
19㎞。前半の山場とされてる九大までのスライド坂区間。行きが登りで帰りが下り。
そのままのリズムで登ります。お尻を使って、リズムを崩さず。
坂、終わる。
想像してたより堪えず、「え?」と拍子抜けする。
中間地点で折り返し。
今度は下り。気持ちよく突っ込んだら太腿の前面にバシバシ衝撃が来るんだろうな、と覚悟していましたが、テンポを速めて切り返すと、すいすい降りれる。すいすい抜ける。
え?
▼20km~25km 26:54
下りも終わり、そのままリズムキープして走り続けます。
周囲のランナーには前半の難所とされる場所を越えたからか、数人を除いて疲れが見えます。
え?
なんで私元気なの…?
っていうか、
今走ってるの、誰…?
物凄い違和感。出来過ぎでしょ、5キロ後に失速するにしても出来過ぎでしょ!と思いました。
まあそんな中、給水で受け取った紙コップをゴミ箱に捨てる意思皆無で右下の路面に叩きつけた(叩きつけたんですよ!?カッコーンって!!)男性ランナーには、「お前にだけは絶っっ対に、何が何でも、負けてたまるかァァァ!!!」と思ったのは我ながら非常に私らしいと思います。
な、なるべくこの調子を維持したい。足に負担をかけないようにピッチを意識して走ると、スッとスピードに乗ってガーミンが510とかに。
ないないないない!それはない!
上がり過ぎないように苦心して走ったこの20-25㎞区間が最速でした。
そしてこの辺りからネガティヴ思考が抜けてくる。
▼25km~30km 29:13
26㎞、トイレがガラ空きだったのでこれ幸いとばかりに駆け込む。
これで1つの憂いは解消され。ふと気づく。
んんん?
なんか足が軽くなってきたんだけど…?
えーと、
今走ってるの、どこの誰なの…?
(そしてメダリストは2本目もやはり美味しい)