自分で読み返しても負けん気が強い海の中道はるかぜマラソンレポ①
初レースで緊張しましたが、天気も良く、海の中道という名前の通り綺麗な海が見えるコースもあり、楽しく走れました!ランニング大好き!
っていう当たり障りのないレポでもいいのですが、まあ私の気の強さというか負けん気の強さというか、その辺り既に漂ってると思われるので正直にいきます。前述は嘘ではありませんが、ランニング大好き!まではまだ至ってません…そこそこ好き♡
えー、今大会は、ズバリ、「水色さんとのデッドヒート」でした(たぶん向こうは意識してない)
大会全体のレポは明日にでも書きます、今回は主に心理状態をメインに。だってラップ分からないから…スマホ持たずに走ったから…ブログやってる自覚あるのかな…
では。
3km、5km、10km、ハーフとあり、家族で参戦したり、司会が「健康マラソンです!皆さん無理せず自分のペースで!」と繰り返す和気藹々な雰囲気の大会でしたが、ハーフスタート時刻近くなると目標タイムプラカードを持ったスタッフが現れ、そこに燦然と輝く「1時間20分以内」の文字。
サブスリーランナーいるんだ…和気藹々だけど…
途中すれ違いましたがみんな速い!(当たり前)かっこいい!すべからくオールランパンタンクトップ!決まりでもあるの!?
私は2時間以内に並びます。隣の会話が「キロ6で走れれば」とか言ってたけど…あれ?キロ6だと2時間…あれ?(聞こえなかったことにしよう、そうしよう)
そうこうしているうちにスタート時刻が迫り、みんなランニングウォッチをピッとし始めます。ガーミン!!いいなガーミン!!と羨ましく見つめながら自分の1980円の時計をストップウォッチモードに。
号砲が鳴り響きスタート。
渋滞で進まないのはどのレースも一緒。35秒辺りでスタートラインを超えます。
で、流れに乗ったまま進み、1キロ地点でタイムは7分オーバー!!流石に「うわぁ」と思いましたが、仕方ありません。そこをタイムの言い訳にする訳にはいかない!
3キロ過ぎくらいで最初の給水。しかし人山がすごいのでここはパス。気温が高い(18℃)ので、なるべく給水しながらの方がいいのですが、まだ序盤だし、給水は計5カ所あるので、中盤から全てに寄る事とし、今回は給水に群がる列を外して抜きにかかります。
給水過ぎてもまだ混雑しており、抜くのも結構困難。そんな中、紫のシャツを着た女性が強気で割り込みながら順位を上げており、その速そうなフォームに「かっこいい…」と熱い視線を送ってました。
もう5キロくらいからタイムなんて分からなくなってました(えー)中間で1時間切れるのかなこれ…って感じのタイムだったのは覚えています。
1キロ毎に距離表示はあるのですが、見落としたり、1キロ前のタイムを思い出すこともできなかったりで、まあいいや、と。タイムが分かったところでペースの上げ下げも難しいし、レースメイクなぞ出来るはずもないので、とにかく体感で走るしかありません。5キロの時点で、キツイながらも呼吸が安定するポイントで走れてたので、この感じで我慢強く刻めれば、結果はどうあれ納得いくレースが出来るだろう、と思いました。
5キロを過ぎると集団もばらけ、かなり走りやすくなりました。でも道幅が狭いので、同ペースで横並びされると抜くのが面倒、といった具合です。
7キロくらいで、20メートル先に走り慣れていそうな女性がちらちら見え始めました。ピッチ走法ってやつだと思うのですが、体の上下の動きがほぼなく、回転数が多く、地面を滑るように走るアレです。その方のシャツが、まあ水色で…(水色さん)
その姿を時折見かけながら走り続けます。息が切れてない人、息が切れてる人、みんな頑張ってます(切れてる方)
中間。タイムは58分台。
この時、「うぇぇぇ序盤のロスを考えるとかなりのペースで来てしまったけど後半大丈夫か!?」と、「2時間カットもらったぁぁぁ!!」の2つの気持ちが(どっちやねん)
まあ、なるようにしかなりません。とにかく、体感で押せるとこまで押しながら我慢するしかない。きついのは、ここから。
12キロくらいから常時水色さんは視界に入ってきてました。
そして13キロくらいで抜きます。
気づけば顎は上がるし、骨盤が動かず足が地面を蹴れないし、日差し強いから日焼けしてるのを感じるし、ひどい状態でしたが、いつも汗だくで顔真っ赤にしてひどい感じで走ってるのでそんなのどうでもいいです。とにかく我慢!きついのを維持していく忍耐力。今月ロング走がほぼ走れてないので足が持つかもわかりませんが、とにかくその時が来たら来たで仕方ない、自分が出来うる限りの我慢の走りをするしかない!
細かい給水地点は忘れましたが、最初以降は全てに寄り、二口飲んで残りは左手にかけて首筋に当ててました。
給水は可愛い女子が手渡し♡してくれるのですが、2回目の給水地点で、一番最後の女の子から水を貰おうとしたら、後ろのスタッフから何事か指示を受け、彼女は1メートルに迫った私を見ながらコップを机に置くという悲しい出来事が…(思わず「ええ!」と言ってしまった。そしてコップを机から勝手に取った)
我慢ガマン、ランは我慢だ…と自分に言い聞かせながら走ります。アップデートもスマホアプリもないので正確には分かりませんが、体感で、12キロ、15キロ辺りで緩んだ感じはしました。気づいて「気合いだせぇぇぇ!!」と自分に喝。
16キロ。自慢になっちゃいますが、5キロ過ぎてからは抜く抜かれるの割合が9対1くらいで、ほぼ抜いていたのですが、抜かれます。
水色さんです。
ぐっ…レース経験もラン経験も全然及ばなそうだけど、無性に悔しい…!
待て…!!と追いかけようとしますが、ペースアップしたのか、私のペースが落ちているのか、差がじわじわ開きます。
そしてこの辺りで最初に飛ばしていた紫さんを捉え、抜きますが、水色さんには追いつけません。(同性だからか女性ランナーはよく覚えている)18キロくらいで、差は広がらないものの縮みもしないような感じに。追い抜くだけのペースアップも出来ません。足は痛くないけど、前に出にくくなっていました。
このままか…それもレースだ、自分の実力だ、仕方ない…
とにかく自分に負けないよう、このまま我慢して走るしかない。
19キロ。ラスト2キロ。プレハーフなら残り1周の距離、気力を出すんだ!
この辺りでまた抜かれます。オレンジのシャツを着た男性。口から「あぁ、あぁ」と呻くように息を吐きながら必死で走る姿勢に、自分もその位出しきらなきゃダメだ!と胸を打たれ、その人に食らいつきます。ちなみにほぼ同時刻ゴールとなり、お礼を言おうか本気で悩みました(結局言えませんでしたが、感謝してます)
オレンジの男性に必死についていくと、水色さんとの距離も縮まっていきます。20キロ過ぎ、もう苦しくて何が何だかですが、ゴール近くで沿道の人も増えており元気を貰います。ありがたや!!スタッフから「残り200です、頑張ってください!」と声が飛びます。時計を見ると55分過ぎ。56カットは無理だ…!
最後の直線50メートル程度。水色さんは5メートル先に迫ってました。
ああああ抜けない!抜けない!!
負けるな、腕を振れぇぇぇ!!!
と出来る限りのダッシュでラスト3メートルで 差 し ま し た !!!イエス!!!
(最後にダッシュ出来るって出し切ってないってことなのかな…)
やった…なんとかやったぞ…レースマジック…レースアドレナリン…凄まじい…
足持った…えらい…えらいよ…全然走ってなかったのに…頑張ったね、足…今後も頑張るからね…
ようし…私は、来シーズン、サブ4獲るからな…!
仕切り直しだーー!!頑張るぞ―――!!!
芝生の上にお姉さん座りでへたり込みながら、そんな事を誓いました。
さて、中間58分台でゴールが1:56なので、スタートロスを考えると前半飛ばし過ぎて後半落ちたと言わざるを得ません。少し中弛み(12km、15km)があったような感じもしますし、プレハーフの時ほど集中して押せてなかったような感じもします。多分、周囲に人がいるからその分気も散るし、逆にその分力が出せたという側面もあるんでしょう。このあたりは課題なのですが、まあ自分の走ってるペースが分からないとなかなか解決が難しい問題かなあとも思います。解決策=ガーミンですね(断言)
あと、
5’30君と辛うじてお付き合いする運びとなりました。キャッ☆
すぐフラれないよう、頑張ります。
【月間走行距離:約92km】